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【レビュー】HUNTER RACING HARNESS

【購入のキッカケ】

散歩中の引っ張り癖強制はまだ道半ばでしたが、それでも良くなってきている感触はあって、散歩もだいぶ上手にできるようになりました。ただリンダにとって難しいのは、普段の散歩は飼い主を引っ張らない程度で歩けと言われるのに、一緒に走る時(カニクロス)は飼い主をリードするくらい走れって言われること。それならば散歩で飼い主の左に付いて歩くときは首輪、引っ張って走るときはハーネスと、リードをつなげる場所によって理解できるようにしようと考えました。生後半年を過ぎて成犬になった時に体格も予想が付いて、この辺の用品もサイズ選びができるようになってきたタイミングでもあります。

 

ハーネスはナイロンベルトだけで構成されたようなシンプルなものから、胸当てなどが生地でしっかりつくられているベストのようなものなど様々。今回はリードでのコントロールではなく、なるべくリンダが走りやすそうなハーネスを選びました。たまたま訪れた量販店で見つけたのですが、シンプルでありながら力がかかる胸ベルトはしっかりクッションが入っているのが購入のポイント。帰宅して調べてみると本国のサイトでは「Norwegian harness Racing」 (ノルウェイ・レーシング・ハーネス)と呼ばれているようです。ノルウェイと言えば、ジョアリングもノルウェイ語ですから、なんとなく選択は間違っていない感じがしました(笑)

色は毛色に馴染むベージュ/ブラウン。光沢があって光が当たるとシャンペンゴールドにも見えたりする感じ。レバーの毛色をよりゴージャスに引き立てますね。リンダの胸囲は60cmでしたが、まだ大きくなるだろうとLサイズ(62cm~75cm)を選びました。ハーネスのセットは首を通して、バックルを1つ固定し、バックルが不意に外れないようにスナップボタン式のベルトをはめるだけ。足を通す必要がないので楽です。

 

一緒にランニングをしたのですが、リンダが張り切って先導している時は非常に快適で、このハーネスのデザイン意図が理解できました。最小限の拘束で犬の体の動きを妨げることなく、それでいてリードの圧力がかかる胸部分には必要十分なクッションを施し、犬の負担を軽減する。まさにレーシングハーネスの名前通りですね。

 

ただし、犬が引っ張っている状況以外だとこのように胸当て部分が浮いてしまいます。まだハーネスのサイズが少し大きいのもあり、胸ベルトをもう少しフィットさせれば浮くまではいかないかな。ゆっくり歩いて散歩する用途でも基本的に問題はありませんが、例えば犬が座り込んでしまい人間が引っ張ると抜けてしまう危険性はあります。それは首輪でも同じですけどね。使いはじめの頃に1度だけ抜けてしまった事がありましたが、少し大きめのハーネスだったのも理由の一つでしょう。

この後、より本格的なバイクジョアリング・カニクロス用のハーネスを購入しましたが、今でも普段のカニクロス練習(一般道を使ったカニクロス練習)ではこのハーネスを使っています。この理由についてはNon-Stop Dogwearのフリーモーションハーネスのレビューで書きますが、とにかく普段遣いにはとてもバランスの良いハーネスだと思います。