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Speed Hiking With Dogs

インスタグラムを通じてお誘いいただきリンダと初めての山でカニクロス(どっちかって言うとスピードハイク)に行ってきました。私にとっては全員初対面。集合場所で「はじめまして」の挨拶をしましたが、ファーストインプレッションは「みんなめっちゃランナー体型じゃないですか・・・」この日のルート設定に自分が耐えられるのか不安になりました(苦笑)皆さんトレランなどを日常的に楽しんでいる方々で犬8頭で人間が9人のグループとなりました。

 

この日に向けてトレラン用のベストを購入。それ以外は普段のカニクロスや自転車でも使い慣れている道具、リンダ用のオヤツ、自分の補給を詰め込んで初体験に臨みました。

 

今回の目的地は日本百名山にも数えられる「大菩薩嶺」。様々なルートが選べ初心者も楽しめる山のようですが、今回私たちが走ったルートは距離15キロ、獲得標高1,223mで時間にして全行程6時間(移動時間2時間半)でした。

 

序盤一気に獲得標高を稼ぐので心拍が安定するまでキツく感じますが、そこはリンダの引っ張りが助けてくれるので肉体的には楽ができました。よじ登るようなルートもありますが、鎖場ほどの長さがないのでリンダはひょいとジャンプでクリア。抱き上げることは1度もありませんでした。


逆に下りに関してはリンダの引っ張りが仇となり、それを制御するのが大変。小石混じりの足場で自分の体重を支えるだけでも大変ですが、さらにリードを握ってリンダが引っ張り過ぎないように抑えましたが、それでも何度か尻餅をつく・・・。同行した方から犬と一緒に滑落する事故の事例を聞きいた事もあり、引っ張らないようトレーニングに取り組む必要があると感じました。さらにギアに関してもバイクジョアリング用とは別にハイキング用が設定されている意味も理解できたのも大きな収穫でした。これに関してはギアのところで改めて書こうと思います。

 

補給に関しては人間用に関してはハンガーノックにならないように計画的に行うことができましたが、リンダ用のオヤツと水を忘れてしまい、そこは大反省。リンダと水を分け合いつつ、リンダに関してはルート上の湧水や小川を利用できたので助かりました。水たまりや湿った落ち葉にゴロスリしていたので犬にとっても暑かったんでしょうね。

 

大菩薩峠の山小屋でコーラと水を購入。フィニッシュ間近で手作り桃ジュースを堪能。頑張った後のご褒美として満点の美味しさでした。


人間の走力やスキル、経験だけではなく、相棒となる犬のコンディションや体力を気にしながら決められたルートを行く。犬用の装備も増える事で面倒な事もたくさんありますが、それ以上に楽しい事が上回ることをメンバー全員が知っている。皆オープンマインドでポジティブで助けられました。またすれ違うハイカーの皆さんもドッグフレンドリーな方が多くたくさん声をかけてもらったし、道を譲ってもらいました。もちろんすれ違った人の中には犬が苦手な方もいらっしゃったと思いますが多様性として受け入れていただいたと思っています。

 

初めての体験としては出来過ぎなくらい楽しい思い出が残り、さらに新しい課題が見つかりました。ご一緒してくれた皆様、ありがとうございました。