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AKIGASE FOREST BIKELORE 11 " wan-cro "

昨年の10月にテストイベントとしてスタート。2020年12月に正式イベントとしてスタートしたバイクロアのワンクロ。そこから土浦白州と続き、秋ヶ瀬に帰ってきました。これまでずっと参加してくれてる方々に加えて、その発信を見て今回初参加の方も増えて最高の1日になりました。

2021年12月4日(土)

昨年は冷たい雨でコースは泥沼化。普段芝生の公園をフィールドにしている犬ぞりクラブの方々には過酷なコンディションになりました。それを心配して前日にコースをチェック、試走動画を撮影し危険な場所に注意書きテロップを入れて即アップ。朝の試走でしっかりコースをチェックして下さいと念を押すなどハラハラしていました。

 

真っ直ぐ走るのも困難、自転車を降りればそのまま滑って転ぶような状況でしたが、それさえも楽しんでくれるマインドの方々でバイクロア"ワンクロ"を気に入ってもらい連続出場してくれています。

 

そんな1年前の初回から一転、今年はちょっと湿っているくらいの滑らない路面コンディション、最高の天気、美しい紅葉の中を美しい犬と走るにはベストな日になりました。ハスキー系のワンちゃんには暑いくらいだったかな。

 

ワンクロには犬と自転車(バイクジョアリング )、犬とランニング(カニクロス)があり、バイクジョアリングには10チーム、カニクロスには12チームのエントリーがありました。


BIKEJORING

【ルール】1分間隔スタートのタイムアタックで前走者に追いついたら、追いついた方が優先。声をかけて追い抜きます。コースはフルコースで1周約2kmとなります。

 

昨年は初回だったのでコーステープの高さなどリクエストして修正したり気を使いましたが、今回は自転車向けに作られたバイクロア設定のまま。いくらリクエストをしても完全にバイクジョアリング向けのコースにはならないので、その部分も楽しもうって心意気で臨みました。

 

私のスタートは8番目。リンダは前にスタートするチームのスタートコールにも反応して「ワンワン」と吠えています。ここまで入れ込んでいるのは初めて。早く走りたい気持ちが伝わってきます。記事にはしていませんでしたが、前回の白州でバイクをMTBからシクロクロスにチェンジ。スタート方法もサドルに腰掛けて片足を地面に置いて待つスタイルから、リンダのスタートに合わせて自転車を押しながら走り、タイミングを合わせて飛び乗るスタイルへ変更。スムーズなスタート方法であり、シクロクロスのテクニックを利用できる嬉しさもあり、リンダとシンクロ率が高まる感じもあって気に入っています。リンダの走りたい気持ちと、スタートコール、私の自転車操作がバッチリ決まり最高のスタートができました。レース全体としては、追い越しで課題が残りますが、2キロのコースの半分以上を先導して走ってくれて、昨年に比べたらミスコースをする回数も激減。かなりバイクジョアリング が上手になった気がします。結果は白州に続いて1位。2位とは8秒差と僅差でしたがなんとか逃げ切りました。

canicross

【ルール】マスドスタートで着順を競います。コースはバイクジョアリングと同じくフルコースで1周約2kmとなります。

 

これまでどっちもエントリーしてきたのですが、今回は捻挫が治らずにカニクロスはエントリーしませんでした。それでも12チームのエントリーがあり嬉しい限り。YouTube「イヌとはしる」を見てくれて参加してくれた方や、ドッグランで知り合った方も参加してくれて1年間発信を続けてきた効果が出てきました。

 

犬種もジャックラッセルテリア、ボストンテリア、イタリアングレーハウンドなどバイクジョアリングでは、なかなか見ない小型犬も参加。見ている方々もその愛らしい姿に魅了されていたことでしょう。私が話をした中でもワンクロを見にきたって方が複数人いました。そんなほのぼのとした側面もありますが、トップ集団は最後まで混戦のデッドヒート!早足の散歩で周囲に愛嬌を振りまくもよし、犬に追い込まれながら己の限界に挑戦するもよし。バイクジョアリングよりもハードルはずっと低いイベントなので、もっとたくさんのチームが参加してくれるといいなぁ。

これで2021年のイベントは終わり。2022年春開催のバイクロアでワンクロを開催する予定です。それまで時間は十分。犬を運動させるには最高の季節です。散歩の延長で練習しながらエントリー開始のニュースをお待ちください!